高齢者のけがは介護が必要となる原因にも(本文とは関係ありません)【拡大】
厚生労働省の患者調査(平成23年)によると、骨折による入院患者数は70歳以上が全体の約77%。同省の国民生活基礎調査(25年)では、介護保険法の要介護や要支援と認定された人の、介護が必要となった主な原因は、(1)脳血管疾患(脳卒中)18・5%(2)認知症15・8%(3)高齢による衰弱13・4%(4)骨折・転倒11・8%(5)関節疾患10・9%-の順に多かった。70歳以上を対象にした傷害保険は、この世代のニーズをすくい取ったといえそうだ。
こうした保険が増えている背景の一つとして、公的保障の見直しにより医療費の自己負担が増えていることへの不安を指摘する意見もある。
ファイナンシャルプランナーの山中伸枝さんは「高齢者は情報を得る機会が少なく、医療費の負担増に不安を感じる人がいる。民間保険への加入で安心感を得られるかもしれないが、公的保障で賄われる部分は大きい。公的保障がどの程度か確かめた上で加入を検討すべきだ」と話している。