「オーストラリア・シドニー郊外の“世界遺産”ブルーマウンテンズには、古代原生林のなか、“ギネスブック”に登録された世界一の急勾配を降下するスリリングなトロッコ列車がある--」
“高いところ”や“速いもの”が好きだ。旅先にタワーがあれば、できる限り上るし、ジェットコースターだって楽勝。我ながら粋狂と思うが、ラスベガスで“ジェットコースター全種類制覇”に挑んだこともあるし、UAEの首都アブダビでは“世界最速のジェットコースター”にも乗った。
そんなわたしが、わざわざブルーマウンテンズまで行って、このトロッコ列車を逃すなんてあり得ない。
鉄道ファン、ジェットコースターファン、世界遺産ファン…。幅広い層を刺激するトロッコ列車は、ブルーマウンテンズ国立公園の観光施設「シーニックワールド」にあった。列車のほかロープウェイや、床が透明になるゴンドラもあり、アミューズメントパークのアトラクションを思わせる。