【江藤詩文の世界鉄道旅】シーニック・レイルウェイ 世界遺産の原生林を…“ギネスの”勾配で急降下 (2/2ページ)

2014.9.21 18:00

「ヒアウィゴー!!」。明るいかけ声と同時に出発し、最大斜度52度の斜面415mを、わずか2分で降下する「シーニック・レイルウェイ」

「ヒアウィゴー!!」。明るいかけ声と同時に出発し、最大斜度52度の斜面415mを、わずか2分で降下する「シーニック・レイルウェイ」【拡大】

  • ベンチシートの傾斜角度を最大の64度に調節したものの、安全のために張られたメッシュ状の金網が視界を遮り、臨場感に欠ける…
  • 出発時に乗客の写真を撮影するカメラマンがいるものテーマパークっぽい。希望者は、降車後にギフトショップで写真を購入できる
  • リニューアル前に使われていたという4代目の車両。これなら、かなりスリルがありそうだ
  • 階段状になった斜めのプラットフォームには、「シーニック・レイルウェイ」の歴史を知ることができるタッチスクリーン式パネルが設置されている
  • 1933年に走行していた初代のトロッコ列車

 目当てのトロッコ列車は、透明な屋根がかかった赤いボディの「シーニック・レイルウェイ」。昨年導入された特別仕様車だ。ギネスに認定された最大斜度52度の斜面415mを、2分ほどで一気に下るのだが、特徴はベンチシートの傾斜角度を調節できること。オリジナルなら傾斜は52度、こういうものが苦手なら44度の「レイドバック」、スリルを楽しみたいなら64度の「クリフハンガー」。最前列に乗り込み、シートを64度に合わせる。

 映画『インディ・ジョーンズ』のテーマ曲『レイダースマーチ』を聞きながらの2分間。トロッコ列車らしいガタガタした揺れを感じて、なかなか楽しいけれど、残念ながら期待していたスリルはいまいちだ。なぜなら、新しい車両は、安全のためにメッシュ状の金網でしっかりガードされているのだ。

 現在の車両は5代目。4代目までは木造で、窓も屋根もなかったそう。安全は何より大切だが、階段にポスターで展示されていた初代のスリリングな列車に1度乗ってみたかった。

■取材協力:オーストラリア政府観光局ニュー・サウス・ウェールズ州政府観光局

■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。

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