【Dr.小池の日本を治す!】「女性が輝く社会を」というけれど… (3/3ページ)

2014.9.25 05:00

参院予算委員会で、雇用問題などを追及する小池晃副委員長=2013年10月24日(しんぶん赤旗提供)

参院予算委員会で、雇用問題などを追及する小池晃副委員長=2013年10月24日(しんぶん赤旗提供)【拡大】

 ◆時代錯誤の女性差別撤廃を

 夫婦同姓を強制する法制度や女性のみの再婚禁止期間、男女別の婚姻最低年齢、婚外子への相続差別など、憲法にも定められた男女平等と基本的人権に反する、世界でも遅れた制度の是正も待ったなしです。

 しかし、新内閣の閣僚19人のうち15人は、「男女共同参画」の動きを「男らしさや女らしさを否定する」ものと敵視し、夫婦別姓にも強く反対していることで知られる「日本会議」国会議員懇談会に所属しています。

 時代錯誤的な性差別を乗り越え、日本国憲法が保障した「両性の平等」を実現するための法制度を整備することこそ、「女性が輝く社会」への第一歩となるのではないでしょうか。

                   ◇

【プロフィル】小池晃

 こいけ・あきら 1960年生まれ、東京都出身。東北大学医学部医学科卒。東京勤労者医療会代々木病院などを経て現在、参議院議員、日本共産党副委員長・政策委員長。著書に「どうする 日本の年金」(新日本出版社)など。

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