文章の「輪郭」濃く
高校在学中にデビューし、はや13年がたつ。出産直後は育児で手いっぱいだったが、子供も3歳になり執筆ペースも上がってきた。次作を執筆しながら「自分の文章の輪郭が濃くなってきた」と感じている。
「曖昧だった部分がクリアになっていく感じ。それで失われるものもあるかもしれないけれど、以前は書けなかったことが書けている実感がある。女性の生身の部分や本音、というところですよね。それが、すごく楽しい」
【プロフィル】島本理生
しまもと・りお 昭和58年、東京生まれ。平成13年に『シルエット』が群像新人文学賞優秀作に。15年、『リトル・バイ・リトル』で野間文芸新人賞を最年少で受賞。主な小説に『ナラタージュ』『あなたの呼吸が止まるまで』など。夫は作家の佐藤友哉さん。