終着駅「シーニゲ・プラッテ」駅のプラットフォームでは、アルプホルン奏者の生演奏が迎えてくれた。いかにもスイスの山岳地帯らしい演出だ。鉄道が到着するたびに、演奏をしたり、写真のモデルになったり、観光客にアルプホルンを体験させたり、なんだか忙しげだ。ホルン奏者のおじいちゃんによると、今年6月には皇太子様もこの列車に乗ってここを訪れ、3名峰に見とれたり、高山植物園を散策したという。
■取材協力:在日スイス大使館
■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。