善意の寄贈本に苦慮する図書館 使えるのは1~2割「何が必要か考えて」 (2/3ページ)

2014.11.1 07:16

 森田館長は「寄贈本からは、思い入れのある本を捨てるのは忍びない、という本を愛する人たちの思いを感じます。ただこれほど量が多くては」と困惑している。

 手間もコストも

 立命館大学文学部の常世田(とこよだ)良教授(図書館情報学)によると、同様の悩みを抱える図書館は少なくないという。「図書館で実際に活用できるのは1~2割程度しかない。職員はほかにやるべき仕事も多く、その労力も大変」

 コストもかかる。図書館の蔵書にする場合、本の表面にフィルムコーティングを施し、登録番号やバーコードのラベルを貼るなどの作業が必要だ。またタイトルや出版社、ページ数、分類などを記した目録データを合わせて購入することもあり、蔵書にするには、1冊あたり150~200円かかるという。常世田教授は、「新刊はそうした“装備”が施された上で専門業者から購入している。それに比べて寄贈本は図書館の負担が大きい」と指摘する。

寄贈本をめぐっては、図書館ごとに対策

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