円の値動きが激しくなっていますが、年初に比べると円安が進んでいます。
円安になると、輸入品が割高になる傾向があり、食料品をはじめさまざまなものを輸入に頼っている日本の家計は負担が増えます。
ただ、円安になったからといって、すぐに負担が増えるわけではありません。ガソリンの価格のように、比較的早く影響が出てくるものもありますが、多くの商品の場合、円安になってから2~3カ月後に価格に反映されます。
それは、原材料をオーダーしても、船便だと荷物が届くのに1~2カ月はかかるからです。そこから、さらに工場などで加工し、商品として店頭に並ぶまでには、2~3カ月かかるケースもあります。
ですから、現在の円安傾向の影響が家計に出てくるのは、暮れからお正月にかけてということになるかもしれません。つまり、クリスマスケーキやおせちに割高感が出てくるかもしれないということです。