【江藤詩文の世界鉄道旅】ドイツ鉄道(1)ビール片手に車内ミーティング…ファーストクラスの“おもてなし” (2/2ページ)

2014.12.21 18:00

「ドイツらしい特別メニュー」をお願いしたら、出てきたのがこれ。やっぱりソーセージとポテトかぁ。ちょっとガッカリしたのが本音だけれど、ファーストクラスならではのサービスと思えばおいしく感じられる

「ドイツらしい特別メニュー」をお願いしたら、出てきたのがこれ。やっぱりソーセージとポテトかぁ。ちょっとガッカリしたのが本音だけれど、ファーストクラスならではのサービスと思えばおいしく感じられる【拡大】

  • この日、ICEのファーストクラスは、ほぼ満席だった。登録すれば車内でWi-Fiも使用できるので(有料)、寸暇を惜しむように仕事に集中しているビジネスマンも多い。電源も完備されている
  • 食堂車のレストラン・エリア。わりといつも空席があるようなので、食事をとるなら、そのままここでくつろぐという手もある
  • 食堂車のラウンジバー・エリアはテーブルと椅子もあるが、多くの乗客はスタンディングで飲んだり食べたり、おしゃべりを楽しんでいる。1等車とはまったく違う雰囲気だ
  • 2006年に開業したばかりの、ガラス張りのモダンな建築が印象的なベルリン中央駅。かつては東ベルリンと西ベルリンにそれぞれ長距離列車の拠点の駅があったが、統合されて利便性がぐんと向上したそう

 注文しようとすると、乗務員が「1等車のお客様は、特別に乗務員がお席まで注文を伺いに参ります」と言うではないか。1等車の限定サービス。これはぜひお願いしてみたい。メニューをためつすがめつしていると、先ほどの乗務員がまたまた惹句を口にした。「どんなものを召し上がりたいですか。1等車のお客様は、特別にメニュー以外のものもご用意いたします」

 “特別”とか“限定”って、何て魅惑的なんだろう。にぎやかな2等車と違って静かな1等車で、最大角度40度までリクライニングして、大きくて頑丈なシートにほとんどふんぞり返るように座りながら、乗務員が注いでくれたビールを飲み、運んでもらった料理を味わう。

「1等車って最高……!」。そんなおごった気分でいたから、天罰が下ったのだろう。この後わたしは、まさかの「1等車ならでは」のあり得ないハプニングに見舞われたのだった。

■取材協力:ドイツ観光局レイルヨーロッパ

■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら

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