上海市内の「ユニクロ」店舗【拡大】
その結果、夏場には38度を超すエアコンのない室内で、労働者が上半身裸で働く過酷な労働環境が明らかになった。
SACOMの聞き取り調査に、労働者は「あまりの暑さに夏には失神する者もいる」「まるで地獄だ」などと語ったという。工場内は換気も十分でなく、染料などの化学薬品がポリバケツに無造作に入れられていた。
また、パシフィック社には罰金制度が数多くあり、労働者が8分遅刻すると、2時間分の給料が差し引かれることもあったという。「間違えた生地を使ったことによる罰金証明書」などの多数の証明書が存在していた。