まずは自分の出費を把握するのが基本。出費を「消費・浪費・投資」に分ける。生きていく上で必要なのが「消費」、無駄遣いが「浪費」、未来の自分にとって糧になるような使い方が「投資」。「消費・浪費・投資」が「75:5:20」の割合になるのが理想的だ。
貯蓄する場合は、3カ月など短い期間で目標を立て、実現可能か判断してから、将来を見据えた目標額を決めてもよいという。
■独身女性貯蓄、男性の7割弱
独身女性は、結婚や出産など人生でお金のかかる大きなイベントが少ないため、貯蓄の目的を立てづらいと言われる。国税庁の平成25年分民間給与実態統計調査によると、男性の平均年収は511万円。一方、女性は272万円だ。
IT企業「マネーフォワード」(東京都港区)が、主に20代~60代の2412人を対象に行った「2014年独身男女のお金実態調査」によると、貯蓄の平均額は578万円。男性平均646万円に対し、女性平均は438万円と男性の7割弱。どの年代でも男性の方が女性よりも貯蓄額が多かった。同社は「男性の方が収入が多いことに加え、女性の方が消費が多いのが原因」と推測する。