「飛び散った小便を掃除するのがいや」「お客さんも使う」。トイレが新しくきれいになっただけに、小便による汚れが気になりだした。ステッカーをデザインした小瀬木信浩さん(45)は「社員数は女性が1人多い。社内の議論では、女性から『大便のときは男性も座る』という指摘もあった」。
和式便器が主流の頃は、小便器を備えた家庭や飲食店も多かった。しかし、洋式便器が普及し、家庭や航空機のほか飲食店などでも男性が小用に共用便器を使う場合がある。女性にすれば、小便が便器外に飛び散ったトイレに座るのは抵抗がある。座りションが求められる背景には、家庭で掃除をするのが主に女性という事情もありそうだ。
本音「立ってしたい」
一方、本音は「立ってしたい」という男性は少なくない。パナソニックエコソリューションズが平成25年にネットで実施した「男性の小便姿勢の実態調査」(回答者1030人)によると、「座ってしている」と回答した人は55%で、11年の15%から大幅増。ところが、男性に本音を尋ねると、積極的座りション派は24・9%にとどまった。