そこで、同社は「立ってしたい男性の本音にも配慮し、好みの姿勢で用を足せるトイレ」を開発した。昨夏、発売した全自動掃除トイレは立位でも座位でも小便のハネ・タレ・モレによる便器の外側や床、壁の汚れを抑える工夫が施され、使う人と掃除する人の両方に気を配った製品だ。立位派対策の機能は、便座を上げると水位が下がり、そこに泡が投入されることでクッション性がハネを抑制。一方、座りション対策では、便器に便座を重ねたときに生じる隙間に着目した。
着座しても便器外が汚れる原因は、小便を前方の便座に当ててしまったときの、この隙間からのモレ。そこで、便座に当てても、便座裏の内側に巡らせた突起で隙間に入り込むのを防ぐようにした。隙間に入った場合も、便器側に巡らせた高さ3ミリの立ち上がりが便器外へのタレを防ぐ。座りションはトイレのマナーに加え、機能にも影響を与えたようだ。