共働き家庭や赤ちゃんのいる家庭などにとっては、子供の習い事や塾の送迎は大きな負担になる。習い事をしたいという子供の希望をかなえてやりたいが、夜間などに一人で帰宅させるのは心配だ。そんな親たちの思いに応え、習い事の送迎を引き受ける「子育てタクシー」やネットを利用した親同士の助け合い組織など新たな支援システムが広がっている。(横山由紀子)
専門乗務員
京都市伏見区の小学5年生の女児(10)は週3日、自宅から電車で2駅離れた学習塾に通っている。午後8時過ぎ、塾が終わると、塾の受け付けで女児を待っていたのは「都タクシー」(同市南区)のドライバーだ。ドライバーに付き添われて「子育てタクシー」のワッペンが貼られた車に乗り込み、自宅マンションへ。タクシーを降りて自室に向かうと、ドライバーは女児の姿が見えなくなるまで見送っていた。
女児の両親は共働き。母親(38)は帰宅後、女児のきょうだいの世話や家事に追われる。母親は「親が送迎できなくても、子育てタクシーであれば安心して夜間の塾に通わせてやれる」と話す。