ダース・ベイダー
また、コンパクト化は一段落し、高品質・高額品が増加傾向にあるという。同社の横山久俊専務は「100万円を超す高額品が動いている。飾るスペースが兜飾りと同じでも、高さのある鎧飾りが売れている」と話す。
百貨店の西武池袋本店(豊島区)では今年の商戦に高額商品を増やし、前年の1・3倍の品ぞろえで臨んだ。50万円以上の商品が早くから売れるなど出足は好調で、特に兜よりも大きい鎧が売れている。
「質の高い品物が選ばれる傾向がある。細部まで凝った作りや、個性的なデザインのもの、自宅のインテリアになじむおしゃれなものが好まれている」と広報担当者。同店では今年、映画「スター・ウォーズ」の悪役、ダース・ベイダーをモチーフにした鎧や兜も登場した。
日本人形類の製造・卸売り・小売業を中心に約400社が加盟する日本人形協会(台東区)によると、鎧飾りの高さはかつて約1メートルあった。コンパクト化が進んで半分程度になっていたが、今年は元に戻り始めたという。
同協会の倉片順司副会長は「子供の出生数は減っているが、生産数はむしろ微増で節句を祝う人の割合が増えている。少子化の中、鎧や兜が子供の体を守る願いを込めたお守りであることが改めて重要視され、全身を守る鎧の人気につながったのではないか」と分析している。