なぜ、父親の教育熱が高まっているのか。中京大現代社会学部の松田茂樹教授(家族社会学)は「イクメンと呼ばれる世代の子供が大きくなり、身の回りの世話の延長線上で教育にも関わっている」と分析。「経済格差が広がる中、子供の将来を案じて教育に力を入れる父親もいる」と指摘する。
ただ、教育熱心なあまり、両親双方が学習成果や成績ばかり重視すると、子供は逃げ場を失う恐れもある。松田教授は「夫婦で、ほめる役と叱咤(しった)する役のバランスを取りながら接することが大切だ」と話している。
■父親、約半数が「勉強みる」
東京ガス都市生活研究所が平成25年に調査した都市生活レポート「子供の勉強実態と親の意識」によると、小学生の子供を持つ父親のうち約半数が勉強をみていることが分かった。同調査では、受験勉強をしている小学生と、そうでない小学生のそれぞれについて、家庭学習の際、誰がみているのかを調査。1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)の小学生の親子832組から回答を得た。父親が勉強をみている割合は、受験勉強をしている子供で56%、受験勉強をしていない子供でも45%と半数近くに上っていることが判明。
一方、母親がみている割合は中学受験の有無にかかわらず、8~9割と高かった。