ジェスチャーを交え、フィリピン人講師とマンツーマンで話すオンライン英会話の特別講座=京都市右京区の花園中学高等学校【拡大】
共立女子中学高等学校(東京都千代田区)では、夏休みなどの長期休暇の宿題として、今年から中学1年の生徒に年10回の受講を課すことを決めた。夏休みの間に英語を聞いたり話したりする機会が減るのを補うのが目的だ。自宅のネット環境が十分でない生徒には、学校のパソコンを使えるようにする。
英語科の竹村まりこ教諭は「小学校で英語が必修化され、話すことを中心に学んできた世代なので、中学でも伸ばしていきたい」と話している。
■時間・場所問わず学べる
Eラーニングのシステム開発・提供会社、デジタル・ナレッジ(東京都台東区)はオンライン英会話サービス会社が増えたのを受けて昨年9月、全国の利用者100人に意識調査を実施。利用者の96%が過去に他の英会話学習を実践していたが、5人に1人は「現在はオンライン英会話だけ」と回答した。利用してよかったこととして、時間・場所を問わずに学習できる点を挙げた人が34%で最も多かった。
オンライン英会話の受講コース(複数回答)は一般英会話の73%が最多で、ビジネス英会話の50%が続いた。講師の国籍(同)は米英などのネーティブに次いでフィリピンが多かった。