兵庫県丹波市では年間千頭のシカを処理できる施設が昨年から稼働。加工した精肉を通年販売する「丹波姫もみじ」は電話注文も全国から受けており、「雄のシカは、雌を追いかける時期の9月に向けて夏場に脂乗りがよくなる」とする。
昨年から東京都内で始まった夏と冬の鳥取県産ジビエフェアに参加しているのは「いなばのジビエ推進協議会」だ。鳥取県東部のジビエ関係団体が24年5月に設立。高級食材を目指し、くさみが出ないよう捕獲・解体段階からの技術向上に取り組んでいる。
同協議会で産地と飲食店などとの橋渡しをするジビエコーディネーター、米村晴己さんは「夏のシカは春先から新芽を食べて栄養を蓄え、脂の甘みのある肉が食べられる」と話す。
同県若桜町の「わかさ29(にく)工房」ではシカを食肉加工して道の駅で販売するほか、電話注文にも応じる。