「三大栄養素はタンパク質、糖質、脂質」といわれて、その姿形が連想できれば面白い。筋肉を作るタンパク質はマッチョ風。エネルギー源となる糖質キャラの頭部は炎の形。エネルギーを非常時に備えてため込む脂質キャラは太め君。他にも、レモンヘッドのビタミンC。細胞の老化を予防するセレンちゃんは魔法のつえを持っている…というように各栄養素を個性的に描き分けました。
構成も工夫し、栄養素を生き物にたとえて分類。能力(栄養素の役割)、生息地(含まれる食べ物)、適切な取り方(不足するとどうなるか、取り過ぎるとどうなるか)、仲良し栄養素(一緒に取るとよい栄養素)などの項目に沿って解説。三大栄養素、ビタミン13種、ミネラル16種、食物繊維、コレステロールの各キャラクターを、見開き2ページにまとめました。
キャラクターが頭に入っていれば、毎日の献立作りに活用でき、メタボ解消もリバウンドしないダイエットも楽しみながら無理なく実行できるでしょう。(1620円 日本図書センター)
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【プロフィル】蒲池桂子
かまち・けいこ 女子栄養大学栄養クリニック教授。管理栄養士。女子栄養大学栄養学部卒。東京慈恵会医科大学勤務を経て2003年、女子栄養大学栄養クリニック主任。栄養クリニック営業管理、生活習慣病栄養相談や企業向け栄養コンサルティングを手掛けてきた。主な著書に「女子栄養大学栄養クリニック ダイエット物語」「美肌美人栄養学」など多数。