【著者は語る】「鼻のせいかもしれません」黄川田徹氏 (1/2ページ)

2015.7.11 05:00

 □「鼻のクリニック東京」院長・黄川田徹氏

 ■子供のイライラ解消、親に観察法紹介

 人間の五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、痛覚)のなかでも最もデリケートなのはニオイの感覚です。

 近年、アレルギー性鼻炎が世界規模で増加していると指摘され、花粉症(季節性鼻炎)はよく知られていますが、実は、自覚しにくく診断がつきにくい慢性鼻炎(鼻づまり)や非アレルギー性鼻炎の潜在も相当数になるといわれています。

 私は、成人だけでなく子供にも広がっている慢性鼻炎に対し、患者の負担の少ない安全な治療を目指して日々研鑽(けんさん)を積む耳鼻科の専門医です。特に子供の鼻づまりは深刻。睡眠時の口呼吸や睡眠時無呼吸症状が原因で学習能力が低下したり、顔面発育障害や胸郭発育障害を起こすなど、子供のからだや脳の発育に大きなダメージを与えているのです。

 昼間ボーっとしている、食欲がない、ニオイが分からない、運動が苦手、気が散りやすく常にイライラしている…あなたの子供にこれらの症状が見られたら、その子は鼻づまりです。

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