大学生(平成28年春卒業予定)の就職活動のスケジュールが変更になり、面接や試験などの選考が8月から本格化する。真夏の活動は汗をかくため、衣類のケアや臭い対策が重要だ。すっきりと爽やかに、好印象を残すための身だしなみのポイントを専門家に聞いた。(油原聡子)
洗えるスーツ
衣料品専門店のAOKI(横浜市都筑区)では4~5月、リクルート用の紳士向け洗えるスーツの売り上げが前年同期に比べ10倍以上になった。AOKI横浜港北総本店のファッションアドバイザー、丹治貴史さん(24)は「今年は、暑さ対策を気にする学生が多いですね」と話す。暑くなると、気になるのが汗。シャツの汗染みは目立つ上、印象も悪くなる。「汗が直接シャツにつかないよう、肌着を着るのが基本」と丹治さん。
移動中にジャケットを脱いだら、たたんで手で持つ。かばんの中に入れるとしわがついてしまうからだ。
着用後は、ジャケットとパンツを別々のハンガーにかけて、汗を乾かす。洗えるスーツの場合は、洗濯後にしっかりとシワをのばしてから干そう。パンツはクリップのついたズボン用ハンガーに裾を挟んで逆さに掛けると、重みでしわがのびる。