【荻原博子の家計防衛術】厚生労働省によれば、たばこは肺がんをはじめ、咽頭がん、食道がん、胃がんなど多くのがんや、脳卒中、虚血性心疾患などにまで及ぶといわれています。
そのため、たばこを吸わない人は、たばこを吸う人よりも長生きする確率が高くなるとされています。
たばこを吸わないと、保険料が安くなる生命保険なども出てきています。例えば、チューリッヒ生命の「定期保険プレミアム」は、40歳男性(最高血圧120未満、最低血圧80未満)で保険期間10年、死亡保険金1千万円の場合、月々の保険料を比べると、たばこを吸わない人の保険料は1720円ですが、1年以内にたばこを吸った人の保険料は2740円と、約6割増になっています。
たばこを吸う人は、吸わない人よりも死亡確率が高くなるために、その分の保険料を高くするということで、死亡時に保険金を支払う定期保険などに喫煙に関する条項を特約として付ける保険会社がいろいろと出てきているのです。さらに、定期保険だけでなく医療保険でも、たばこを吸わない人の保険料を安くする商品が売り出される予定です。