成人式用の振り袖は赤が人気だが、今年の新作は緑や紺などが「個性的」と注目を集めている=東京都新宿区の小田急百貨店新宿店【拡大】
同店は成人式の1年半前に新作振り袖のDMを顧客に発送していたが、2年前から半年繰り上げた。その影響もあってか、「今年の出足は早く、春頃には早くも29年の新成人の下見が始まり、購入する人もいた」と同店呉服売り場担当の宝田奈津子さんは話す。
仕立てに要する時間を考慮しても半年前に購入すれば成人式には間に合う計算だ。しかし、同店の販売ピークは成人式前年の3~5月。振り袖は50万円前後、帯や小物を含めると総額100万円程度が人気の価格帯という。
緑や紺が注目色
成人式用の振り袖は、赤が不動の一番人気だ。例年2位にはピンクが続いたが、今年の新作は、緑や紺など大人っぽい色が注目。「予算内で色や柄に好みを反映したいなら、早めに下見を始めた方がいいです」と宝田さんは言う。
全国に59店舗を展開する老舗呉服店「鈴乃屋」(台東区)は今月下旬、都内のホテルで「新作きもの発表会」を開催する。29年の新成人向け振り袖を2千~3千枚そろえ、試着もできる。同社企画室の振り袖担当、石山若菜さんは「夏休み中なので家族で来やすい時期。高校3年生から探し始める人が増えており、年々、早まっている印象」と話す。