一方、50男は30女から何を得ているのか。女性の価値は生物学的な見地からすれば、生殖機能がピークとなる20歳から徐々に低下していきます。
よって、20代の女性のほうが価値は高いのに、30女を選択する男性は少なくない。それは、互いに大人として尊敬し合うことができるからかもしれません。
でも男性は、女性にアプローチする狙いが、結婚であれ不倫を含む恋愛であれ、前述したデート費用などの“投資”を回収しようとするもの。その代表的なリターンが、性交による快楽でしょう。
男性は高齢になるまで精子が製造されるからです。時間とカネと労力をあまりかけず、ローコストで「目標」を達成しようとするなら、20代より外見や生殖能力においてやや劣る30女のほうが、自分に振り向いてくれて短期リターンを期待できるのかもしれません。
早稲田大学国際教養学部教授 森川友義 政治学博士。1955年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、ボストン大学政治学修士号、オレゴン大学政治学博士号取得。国連勤務等を経て現職に至る。恋愛学の主な著書に『結婚は4人目以降で決めよ』『一目惚れの科学』『なぜ、結婚はうまくいかないのか?』等がある。
(早稲田大学国際教養学部教授 森川友義 構成=大塚常好)(PRESIDENT Online)