【第1~3回のまとめ】富裕層がどうやって超富裕層になるのかを知ることで、「0」から富裕層を目指すときの安全な資産作りの一歩の踏み出し方がわかる。実は、年収1200万~年収3000万円の家庭には「高収入貧乏の谷」があって、自ら転げ落ちる人が多く、富裕層の域に達することがなかなかできない。収入が高くなると消費(必要経費や無駄遣い)も増え、資産を大きくするための種銭に事欠いてしまうのだ。
複数の財布を持つ富裕層は、他人の領収書をかき集める
今回は、前回の記事(年収3000万でも“下っ端”! 本物のお金持ちは「財布が4つ」http://president.jp/articles/-/16155)に対する読者の感想(要約)をはじめにご紹介したいと思います。
▼読者の声 (35歳男性・会社経営)
〈「4つの財布」(富裕層になるには収入を得る方法を4つ以上持て)という考え方はまさにそうですよね。数年前、私は国内の某有名ビジネススクールで、MBA課程にいました。生徒の2~3割は富裕層出身で、事業承継が前提の方々でした。授業後に、少し高めのレストランによく行ったのですが、精算後の領収書はいつも取り合いです。割り勘なんですが、毎回のように領収書は誰かが持っていく(笑)。