県は夢中度調査で、5項目以上に当てはまる児童・生徒を「依存傾向」と定義。この結果、依存傾向者は小学生1・4%、中学生6・6%、高校生8・3%だった。また、1日4時間以上のネット利用者は小学生14%▽中学生19%▽高校生31%-で、依存傾向者では48%と約半数に上った。
依存傾向者のうち、32%が「午前0時以降に就寝する」と回答。「日常生活でイライラする」と答えたのは84%。依存傾向者の41%が、ネット上でトラブルになったことがあり、ネット依存が日常生活へ影響を及ぼすこともわかった。
一方、ネット利用について保護者とルール作りをしていると答えた児童・生徒は約4割で、依存傾向者でも同様の割合だった。しかし、依存傾向者の62%がルールを破ったことがあると回答。保護者と決めたルールがうまく機能していないことが浮き彫りになった。