「正しいアベノミクス」実施でも景気が良くならないのはなぜか? (2/3ページ)

2015.11.15 17:12

 ちなみに第三の矢である成長戦略だが、これは過去の歴史においても、デフレ脱却のために実施されたことはない。経済成長には必要だが、デフレ不況脱却という点では重要性は低い。

 では、歴史的に見てもデフレ対策として正しいアベノミクスを実施したにもかかわらず、日本のGDPは2四半期連続(14年4~9月)でマイナスとなってしまったのはなぜか。これは、野田政権時の3党合意で決まっていた14年4月の消費税8%増税が、アベノミクスに冷水を浴びせた結果である。

 「アベノミクスは失敗だった」「失敗を認めて今すぐやめるべきだ」という意見があるが、このような考え方は危険だ。

 過去に、中途半端な段階でポリシーミックスをやめたために、デフレ不況脱却を頓挫させた例があるからだ。

 たとえば、1930年代、米国で大恐慌が長引いたのは、36年にルーズベルトが大統領選に再選した後、それまでの金融緩和と積極的な財政出動を転換し、財政再建を掲げて金融と財政の引き締めを行ってしまったからだ。

こうすると失敗する」というお手本通りのことをして…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。