まるで「下町ロケット」みたいだ… 東芝の下請け町工場を脱して生き残る道 (7/7ページ)

2015.12.26 17:10

岡田耕治・日本テクノロジーソリューション社長

岡田耕治・日本テクノロジーソリューション社長【拡大】

 その事業を通じて、健康や美容関連の内需はまだ伸びると判断。第1弾は、OEM供給を受けて自社ブランドで、「エナジーバー・シリーズ」と題し、「すっきり青汁」「うるおうセラミド紅茶」「もえる黒しょうが」といったスティックタイプで飲みやすい健康食品分野に進出したのだ。「オフィスグリコ」のような売り方をしたり、通信販売を強化したりする方針だ。海外進出も視野に入っている。

 岡田氏は「我が社のこれまでのビジネスはBtoBが中心だったが、敢えてBtoCにも挑戦して、自力で土俵を作ってみたい。消費者の気持ちを『阿吽の呼吸』くみ取るという思いから社名も付けた。個人客のファンもつかみ、この3年間で企業のステージを変えて売上高10億円に挑む」と語る。

 生き残ることができる企業は規模が大きいからではない。マンモスが死滅してしまったのと同様に、環境の変化に耐えられない企業は発展しない。ガラパゴス島の鳥は、餌を取る環境の変化に合わせて嘴の形が変わっていったそうだ。日本テクノロジーソリューションという企業が変身していく有様は、ガラパゴス島の鳥の進化を見ているようでもある。

 (ジャーナリスト 井上久男=文)(PRESIDENT Online)

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