大阪・梅田の大丸梅田店では英語で包丁の使い方や研ぎ方を説明した文書も用意し、外国人観光客らに配布している。
大阪・千日前の道具屋筋で「堺一文字光秀」の商標を掲げる包丁専門店「一文字厨器」では、包丁を購入する外国人が昨年、1日平均約10組と前年比で倍増した。価格帯2~3万円の刺し身包丁などが売れ筋という。
「堺の包丁は妥協しないものづくりが評価され、品薄になるほどだ」と田中睦之社長。急増する外国人観光客向けに、刃の側面に購入者の名前を彫るサービスもしており、「和包丁の市場はまだまだ拡大するのでは」と期待している。