保育所定員と待機児童数の推移【拡大】
また保育所と幼稚園の「幼保一元化」という問題もある。背景には、認定こども園に一本化できなかったため、それぞれの思惑で整備が進んでいることがある。本来、保育所と幼稚園は連帯できるはずである。
受け入れ余地のある幼稚園が長時間の預かり保育を実施したり、将来的な園児減少を見越して0~2歳を受け入れる認定こども園に転換したりする方向に舵を切れば、たとえ保育料が高額になったとしても、それを喜んで負担する世帯があるはずだ。
パートタイム、そして専業主婦(夫)の潜在的な保育需要が段階的に掘り起こされていくので、待機児童解消は当分難しい見込みである。いたずらに政治問題にせず、粛々と保育所を増やす以外にない。
(嘉悦大学 経営経済学部 准教授 和泉徹彦=答える人)(PRESIDENT Online)