築地市場で販売されたバラハタ(東京都提供)【拡大】
東京都中央区の築地市場で12日、食中毒を引き起こす恐れがあるとして、都が販売自粛を求めているバラハタ1匹が販売された。購入者は特定できておらず、都が注意を呼び掛けている。
都によると、12日午前8時半ごろ、都の市場衛生検査所の職員が仲卸店でバラハタに似た魚が陳列されているのを発見。写真を撮り、事務所で確認した後、店に戻ると、既に売られていた。全身が赤く、全長約45センチ、重さ1・2キロだった。
食べると、関節痛や頭痛、めまいなどの症状が出ることがあり、死亡例はほとんどないという。