出産に育児にと「こんなに頑張ってきたのに」との強い思いもあり、夫の裏切り行為を許すわけにはいかなかった。
そのはけ口となったのが「お金を使うこと」。負い目のある夫は、求められるがままにお金を出すしかなく、妻は周囲に「夫は現金にしか見えない」と触れ回るほどに。
食材はネットスーパーを利用し、雑貨や洋服も買いまくり。夫の洗い物はほとんどクリーニング店任せ。週末になると「さぁ、出かけるわよ。あなた、20万円の用意はできてる?」などとくる。
連休ともなれば旅行が当たり前。その傍らで、夫の小遣いは浮気防止のため大幅に削られた。
ただ、子供の将来を考えれば毎月4万円近い赤字が続いていることには、さすがに妻も不安を覚えたようで、いよいよ家計再生の相談に来たというわけだ。