【AI新時代】奪われるヒトの仕事 執筆・接客代替、弁護士ですら置き換わる? (2/5ページ)

2016.6.6 07:34

受け付け役のロボットに症状などの情報を入力する患者役の自治医大担当者=3月28日、東京都千代田区

受け付け役のロボットに症状などの情報を入力する患者役の自治医大担当者=3月28日、東京都千代田区【拡大】

  • AIやロボットなどの普及に伴う就業構造の変化

 同様にワードスミスを導入したAP通信は、企業決算のデータベースを基に、AIが売上高や利益、市場予想との対比など必要なデータを自動で抽出し、決算記事をわずか1~2秒で作成する。現在は、AIが執筆した4000本余りの決算記事を配信している。

 かつてロボットによる自動化が、工場での単純労働の多くを駆逐した。同様に人よりも早く、正確に大量の文書を作成するAIの普及は、知的労働の分野で人の雇用を奪う恐れがある。

 大量のデータから自動で学習を繰り返し、AIが独自に進歩する技術「ディープラーニング(深層学習)」により、AIの活用の場は飛躍的に増えた。接客型ロボットとの組み合わせは、既に私たちの身近にある。

 セールストーク展開

 「今日は良い天気ですね。晴れの日って、テンションが上がりませんか?」

 家電量販店のコーヒーマシン売り場。店頭の小柄なロボットが買い物客に、身ぶりを交えてこう話しかけた。立ち止まった客と二言三言、つかみの会話を終えるとロボットは「何かお探しですか」と、おもむろにセールストークを始めた。

 ネスレ日本(神戸市)は2014年末からソフトバンクグループの人型ロボット「ペッパー」を家電量販店の売り場などで接客に使っている。ソフトバンクによると、導入店舗の売り上げは15%伸びたという。

ペッパーの導入以前は店舗ごとに接客のアルバイトを雇っていたが…

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