夏賞与、過去3番目高水準 経団連1次集計 大手は「リーマン前」回復

2016.6.8 05:00

 経団連が7日公表した大手企業の2016年夏のボーナス1次集計によると、平均妥結額は、昨年よりも3.74%増の92万7415円となり、過去3番目の高水準となった。増加は4年連続で、リーマン・ショック前の08年(93万329円)の水準にまで回復した。

 今年の春闘では円高や新興国経済の減速などを背景に基本給を底上げするベースアップ(ベア)を抑制した企業もあったが、一時的な支出にとどまるボーナスでは、利益を社員に還元する傾向が続いていることが鮮明になった。

 平均妥結額は製造業が1.49%増の95万4991円、非製造業が15.77%増の81万4071円となった。業種別では自動車が3.45%増の106万5091円と、3年連続で100万円を超え、化学、電機など、全14業種のうち8業種が前年を上回った。電力のボーナスが東日本大震災以前の水準近くまで回復し、非製造業全体を押し上げた。

 一方で、鉄鋼が14.78%減の66万8709円、非鉄・金属が14.36%減の78万4688円と落ち込んだ。

 調査は東証1部上場で、従業員500人以上の大企業を対象に実施し、95社が回答。7月下旬に最終集計を公表する。

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