そう驚きあきれながらも、妻に相談すると、「欲しいなら決めちゃえば?」とあっさりとお金を出してくれたそうだ。太っ腹な妻である。結婚記念日に何かをもらおうとする女性は多いが、800万円ものプレゼントを夫にするなんて……。よほどの経済的ゆとりと夫への愛情の持ち主である。
しかし、ポルシェオーナーになった喜びもつかの間。次々とショッキングな事実がAさんを襲う。想定外の出費が次から次へと発生したのである。
月額15万円の維持費に「目が点」
まず、納車前に任意の自動車保険を契約しようとしたところ、保険料が割安なネット損保では車両保険が付けられなかった。なぜなら、一般的にネット損保では、車両保険について、以下のような車について引受を制限しており、Aさんのクルマは、この制限に引っかかってしまうからである。
・初度登録(検査)年月から一定年数(18年など)以上が経過している
・車両保険金額が1000万円を超える
・車両料率クラス(※1)が9
※1:自動車保険の車両保険の保険料を算出するための基準として設定された区分。1~9まであり、料率クラスが上がるほど保険料が高くなる。