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顧客が価値を感じるものを提供できれば高くても100万人に売れる--。そのノウハウをプロから教わってみよう。
売り上げを伸ばすには、値下げして販売数量を伸ばすのが手っ取り早いと考える人も多いだろう。しかし、これこそが典型的な失敗パターンだ。たしかに値下げをすれば、一時的に販売数量が伸びる可能性はある。しかし、価格は安いほうに引っ張られやすく、いずれは競合も安売りを始めて値下げの効果がなくなる。その先に待っているのは、身を切る価格競争だ。
価格は「信じてもらう理由」の一つ
値下げをするのがいけないのは、「ブランド」が毀損(きそん)されてしまうからだ。ブランドという資産は、認知度やロイヤルティなどの複数の要素で構成されている。その構成要素の一つがパーシーブド・バリュー(知覚価値)。わかりやすくいえば、見た目の価値である。
では、どうすれば見た目の価値を顧客に感じてもらうことができるのか。それには何かしらの「信じてもらう理由」が必要だ。たとえば私はマーケティングについて本を書いたりセミナーを開いたりしているが、自分でマーケティングの専門家だと名乗るだけでは容易に信じてもらえない。