「副業力」が大学教授の収入を左右する
さて、ここまでは、大学から支払われる給与の話です。
大学教授であれば、「週5日、9時から18時まで勤務」といった仕事ではないため、時間的に副業が可能です。国立大学でも、内容にもよりますが、本務に支障がない範囲で副業が認められます。
代表的な副業としては、
(1)講演会や書籍執筆・専門雑誌投稿
(2)企業の顧問、社外役員就任
(3)大学内起業
といった選択肢が考えられます。
「講演会や書籍執筆・専門雑誌投稿」については、昔からの定番分野です。ただし、イベントなどで講演をしても、多少の謝礼が出る程度でしょう。書籍もベストセラーにでもならない限りは、労力ほどの対価は得られません。
専門雑誌やマスメディアでのコメント掲載などに至っては、無償というケースも少なくありません。