あえて皆の前でさらし者にする。本人が委縮すると、調子に乗り、攻撃をする。皆は御身が大事と言わんばかりに、だんまりを決め込む。空気を読めないのは自分なのだが、部下の側と信じ込むくらいの図太さがないと、大きな会社では役員になれないことも、否定しがたい事実だ。
■自分勝手なコミュニケーション論
まともではない管理職にとって「コミュニケーション」とは、自分の顔色をうかがい、意向に応じた言動を取ることだ。常に自分中心の体制を作ろうとする。他人を認めたり、褒めたりするのが苦手なのだ。劣等感をもっていたり、猜疑心が強く、人を信用しない傾向がある。
本来、「コミュニケーション」は、互いの言い分や考えを話し合い、妥協点や合意点を見つけていくものである。まともではないから、それ以外できない。この人たちの意識には「自分」はあっても「他人」はない。だから、一方的に話し、従わせることが「コミュニケーション」と思い込む。そのように思わないと、心が安定しないほど「かわいそうな人」でもあるのだ。