
登別閻魔やきそばに舌鼓を打つ筆者(右)【拡大】
ご当地グルメは数々あれど、ここまでバラエティーに富んでいるのは珍しい? 北海道・登別温泉の「登別閻魔(えんま)やきそば」がそれです。同地の名所・地獄谷が名前の由来。まろやかなゴマ風味の中のピリッとした辛さも地獄谷のイメージです。
北海道産小麦の平麺、専用のピリ辛ゴマダレ、登別または近郊の食材を1品以上使うという閻魔大王からの3つの「掟(おきて)」を守れば、各店自由にアレンジできます。32店舗が知恵を絞り、イカやタコ、エゾシカ肉、野菜などを使ったもの、オムソバ、焼きそばパン、春巻き風まで具材もスタイルも多種多様です。
登別市や商工会議所、登別ブランド推進協議会が、年間300万人以上の観光客に市街地での食べ歩きを楽しんでほしいと2011年から開発に取り組み、昨年4月に提供を開始。翌年4月までの1年余りで5万食超が売れました。
来年2月末までは各店の焼きそばを食べ比べてもらうスタンプラリー「閻魔大王のやきそば巡回祭」を実施しています。昨夏の第1回巡回祭では2カ月半の期間中の販売数は9700食に迫り、30店舗を制覇した強者(つわもの)もいたそうです。
市内の学校給食にも取り入れるなど市民に愛されるご当地グルメ、要チェックですよ。
<プロフィル>
なかむら・なおみ 長崎文化放送、NHK長崎を経て、現在、FM NACK5でニュースアナウンサー、各種司会として活動中。
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