■【解説】3年ぶりに平均年収が増加。グローバル展開やビッグデータ活用の機運の高まりが後押しに
今回の結果について、木下 学 DODA編集長は次ようにコメントしている。2016年の平均年収は、前回比+2万円の442万円という結果でした。2014年、2015年と続けてマイナスだった平均年収が、3年ぶりにプラスに転じています。86職種の中で最も平均年収の増加額が大きかった「知的財産/特許」は、2012年の平均年収が535万円、翌13年には+13万円で548万円、14年には+19万円で567万円、15年には+30万円で597万円となり、今回も含めると4年連続で平均年収が二桁ずつ上がり続けています。企業のグローバル展開が進んでいることや、商品サイクルが短くなり新商品・新サービスの立ち上げが増加していることなどに伴って、この職種のニーズが高まっていることが裏付けられた結果と言えるでしょう。また「CAE解析」や、技術系(IT/通信)の「研究開発」が上位にランクインしている背景には、ビッグデータ活用の機運の高まりがあると考えられます。データを用いた予測解析や人工知能(AI)といった先端技術への注目が集まっており、関連する職種の年収を押し上げていると見られます。このように、採用ニーズの高い職種では平均年収もアップする結果となりました。引き続き求人数も増加しており、転職市場は活況です。20代・30代の転職希望者にとっては年収アップの転職の可能性は今後もますます広がり、また40代・50代にとっては、採用ニーズの高い専門性やキャリアを習得することが、年収アップをかなえる鍵となるでしょう。
【調査概要】
調査対象:2015年9月~2016年8月末までの間に、DODAエージェントサービスにご登録いただいたホワイトカラー系職種の男女
雇用形態:正社員
サンプル数:約27万件
※平均年収:手取りではなく支給額
文/編集部