
シアターの一角でお茶をたてる小よしさん【拡大】
京都に行ったら会いたいのが舞妓(まいこ)さん。でも、正直、お茶屋はかなり敷居が高い場所。本物の舞妓とは道ですれ違うだけ、というのがほとんど。そんな私たちでも舞妓とふれあえる「舞妓シアター」が2016年12月にオープンしました。
36席の小さなシアターは舞台と客の距離が短く、舞妓の舞踊を目の前で鑑賞できます。記念撮影、茶席でのお点前披露に食事とお座敷気分を味わえます。
シアターを開いたのは京都五花街の一つで、近くにある宮川町で置屋・お茶屋を経営する「しげ森」です。気軽に舞妓と会える場所を作りたかった、という女将(おかみ)の森田繁子さんは「特に若い人や海外からの方に舞妓の文化に触れてほしい。一見さんウエルカムです」と話します。英語のメニューや観劇説明も用意しました。
シアターにはしげ森に在籍する舞妓が毎日登場します。小よしさんは、その一人。それまで毎日稽古している琴や小唄を披露する場が少なかったので、客を前に演じる機会が増えてうれしいようす。「ますますお稽古を頑張りたい」と話してくれました。
料金は大人6800円のコースから。ホームページや電話で予約して、さあ、舞妓さんに会いに京都に行きましょう。
<プロフィル>
さわ・ともか 元東北放送勤務。1男1女のママ。パパの海外赴任に伴い、海外での子育ても経験。子育てアドバイザーの資格も持つ関西在住のフリーアナウンサー。
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