5つめは、投資をすることで財産を増やしていくこと。投資の対象を不動産にするのか株にするのか、FXにするのかは、気の長さや今現在の手持ちの資産の大きさによるでしょう。株やFXであれば比較的短期間に換金できるので、すぐに結果がほしい人に向いています。逆に、不動産で大きく儲けるためには数十年単位の長い時間が必要なので、この投資によってすぐに豊かな生活を享受したいと思っている人には不向きです。
例外的に、宝くじを当てる、親戚のおじさんが亡くなって遺産が転がり込む、などのケースもあるにはありますが、期待すべきではないでしょう」
この5つの条件の中で、1と2に当てはまる人は最初から「お金持ちになりたい」などとは思わないだろうから、本企画では除外する。すると、30代、40代のごく一般的な企業に勤めるサラリーマンが実践できるのは、4「ビジネスを興す」か、5「投資家として生きる」ということになる。すでに3「エリートビジネスマンとして大企業に勤めている」という状態であれば、エリートとして順当に出世を狙うか、エリートという立場を捨ててビジネスをはじめるか、エリートでありながら副業的に投資を行うかの三択になるだろう。