3:お金を守る
富を形成していくためには、たくさん稼ぐと同時に手元にお金を残しておく必要がある。堅実な方法でお金を稼いで、うまく使うことができたとしても、守りが甘いと手元に残ったお金はあっという間になくなってしまうため、注意が必要だ。「お金を守る」とは、端的にいえば、自分と他人との境界線をはっきりさせるということだ。といっても、「他人に施しを与えるな」「ケチになれ」という意味ではない。そのお金によって誰かを助け、幸せにすることができるのであれば、どんどん使えばいい。ただし、お金をあげたり、保証人になったりすることが、必ずしも他人を幸せにするケースばかりではないということは、肝に銘じておく必要があるだろう。
4:投資で増やす
投資に成功すると、お金自身も働いて新たなお金を稼ぐようになるため、富は加速度的に増えていく。ただし、投資で成功するためには、経済の流れだけでなくさまざまな勉強をする必要がある。また、「攻め」の姿勢でビジネスでは成功してきた人が、投資でも成功するとは限らない。その強気の姿勢があだとなって、せっかく築いてきた富を大きく減らしてしまうこともある。ビジネスか、投資か、どちらを主軸にするのかは、自分の適性を見て決める必要があるだろう。さらに、投資対象や投資のスタイルも、自分に合ったものを探し当てるまでには時間がかかる。あまり準備もせずに、甘い誘いに乗ってリスクの高い投資をするのはご法度だ。