
静岡市のイメージとして急浮上した「静岡おでん」(同市提供)【拡大】
静岡市が東京都民を対象に行った調査で、同市のイメージとして「静岡おでん」を挙げた人の割合が前年の10位から4位に急浮上したことが分かった。ベスト3は「お茶」「富士山」「サクラエビ」で、昨年から順位に変動はなかった。
調査は、都内在住者が同市の何に興味を持っているかを探り、誘客に結びつけるのが狙い。3月1~3日にインターネットを使ってアンケート形式で実施し、20~50代の男女約千人から回答を得た。
「静岡市のイメージ」(複数回答)についてはお茶が76・4%でトップ。富士山の75・2%▽サクラエビの50・5%▽静岡おでんの41・6%-がこれに続いている。
特に静岡おでんは昨年の10位から一気にベスト5入りを果たした。静岡おでんは「昨年1年間に静岡市に関係するどのニュースを見たり、聞いたりしたか」との設問で1位になっており、市では「この1年間都民が静岡おでんの情報に接する機会が増えたことが影響しているのではないか」と分析している。
3位のサクラエビを挙げた人の割合も昨年より10・5%増加し、初めて半数を超えた。世界でも静岡でしか味わえないとされる生サクラエビについて「食べてみたい」との回答が約85%に上るなど、サクラエビへの認知度がアップしていることが背景にあるとみられる。
調査結果をもとに市では、都内からの誘客を目指し、サクラエビや静岡おでんの情報発信をさらに強化していく考えだ。