一方、赤羽駅には、JRの京浜東北線、上野東京ライン、湘南新宿ライン、埼京線、高崎線が乗り入れている。このことにより、山手線上にあるすべてのターミナル駅に乗り入れることができ、そこから都心へのアクセスが可能だ。北千住駅からはダイレクトにアクセスすることが困難な、新宿駅にも直結している。
しかし、私鉄は乗り入れていないため、ターミナル駅より先の都心へ向かう際には乗り換えが必要だ。
赤羽駅の乗降人員は、約18万人(2015年度)。北千住よりはだいぶ少ない。立地としては東京メトロ南北線の志茂駅、都営三田線の本蓮沼駅に挟まれているが、両駅は赤羽駅からはかなり距離があるため、乗り換え駅としては利用することが難しい。利便性としては、JRのみならず私鉄も多く乗り入れている点を考慮すると、北千住に軍配が上がる。
商業施設の充実度はどちらに軍配が?
北千住駅は、ターミナル駅となっているためか、駅にはルミネ、駅前にはマルイなど、知名度の高いファッションビルが2店舗ある。服や小物などを買うのにはいい場所だ。
日常の買い物をするスーパーマーケットについては、大資本のスーパーはないものの、マルイには食料品売場があり、ルミネには高級スーパー・成城石井がある。そのほか、地元に長年親しまれてきたスーパーが軒をつらねており、また地域の商店街が充実しているので、比較的安く食材を買うことができる。都心へダイレクトにアクセスできるが、北千住駅だけで日々の買い物を済ませることが可能だ。