HOME’S総研が調査・集計した「スッピンで歩けそうな街(駅)」ランキングでは、赤羽が1位、北千住が4位に入っている。北千住などはマルイやルミネといった商業地が充実しているので、実際にスッピンで歩けるかどうかは分からないが、この「気取らなくていい庶民派」のイメージが、昨今の街選びでは重要な指標のひとつになっているのだ。
また、北千住や赤羽は飲食街が充実しており、特に赤羽は「昼から飲める街」のイメージが定着している。また清野とおる原作の漫画が『山田孝之の東京都北区赤羽』としてドラマ化されたことで、赤羽のブランドもにわかに高まっている。
「これから伸びる街」はあちこちに存在する!?
庶民的な雰囲気や交通利便性の高さで「穴場的人気」を確立させた北千住と赤羽だが、賃料はじわじわと上昇しており、「すでに穴場ではなくなった」という声もある。
一方で、交通利便性が高く、商業地が多い割には賃料が安い「穴場エリア」は他にもたくさんある。城東エリアでいえば金町や南柏、城北エリアだと与野や北浦和、城南・城西エリアでも始発駅の橋本、昔ながらの商店街や飲食店が残る大井町などが、今後伸びる可能性を秘めているといえる。
→「なぜ買って住みたい街1位に!? 船橋に住む人のぶっちゃけ座談会」
※LIFULL HOME’S総合研究所 副所長 中山登志朗、LIFULL HOME’S事業本部 星野晴美