高齢夫婦からの悲痛なSOS ひきこもりの44歳息子に「小遣い6万円」は正しいのか? (4/6ページ)


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 どんだ解決策でも、それを実行しなければ現実は変わりません。そこで長男を含めたご家族での話し合いの結果、まずは以下の2点を早いうちに確実に実行する、ということで覚悟を決めていただきました。

 ・長男の小遣いの減額

 ・住み替え先を探す。可能なら早目に住み替える。

 この2つの提案を実行するだけでも、年間の支出はかなり改善します。

 長男の小遣いは月6万円。小遣いの主な使い道は、お菓子、ジュース、マンガ、ゲームソフト、パソコンのゲームや周辺機器、映画、アニメグッズ、フィギアなど。足りない月は追加で請求していたため、小遣いだけで年間約80万円もかかっていました。

 「小遣いは減らしてください。月3万円あれば大丈夫です」

 長男の小遣い減額の話になった際、長男自らがこう切り出してくれました。

 「小遣いは減らしてください。月3万円あれば大丈夫です。足りなくなってもせびることはもうしません」

 ここで注意いただきたいことは「小遣いは0円にしない」ということです。

 ひきこもりのお子さんに小遣いを与えること自体は決して悪いことではありません。お金を遣って欲しいものを買いに行くという活動は、お子さんが社会とつながるために必要不可欠なものだからです。

 ただ、今回のご家族にとって「月6万円+アルファ」という金額はちょっと多かったように思われたので、減額という提案をさせていただきました。

家賃6万円台の物件に住み替え

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