高給なのにクチコミが残念な会社ランク 「上の者に逆らえない」「いかに派閥に馴染むか」 (3/5ページ)

 高給なのに「クチコミ評価が残念」な会社20

(プレジデント社)

(プレジデント社)

 ▼社員・元社員のクチコミ

 ・ファナック

 「トップにリーダーシップがあり、社内政治がないのが良い」

 「上の者には絶対に逆らえず、意見することもできない」

 ・ジャストシステム

 「キーエンスと提携以降、社風が一変した」

 「求められるものは非常に高いが、正当な評価をされている」

 ・フィンテック グローバル

 「経営層との距離が近い」

 「社長に好かれるか、好かれないかで待遇が違う」

 ・科研製薬

 「トップダウンの体制」

 「上司が休みを取らなければ、下の社員も取りづらい空気がある」

 ・日本水産

 「上司が言うことは絶対」

 「いかに派閥に馴染み上司とうまくやるか、という雰囲気が漂っていた」

 給与が良くても、仕事や権限の裁量範囲が小さく、上司に逆らえない上意下達的風土はモチベーションを低下させる。その典型が東芝の不正会計事件でも指摘された「ものが言えぬ風土」だ。

 上記の企業では、「トップダウンの体制」(科研製薬)、「上司が言うことは絶対」(日本水産)というクチコミが見られる。こうした企業に共通するのはオーナー経営者や実力派カリスマ経営者の存在だろう。

 HOYAの鈴木洋CEOは先代の後を継いで2000年に社長に就任して以来、長期政権にある。ファナックは長年カリスマとして君臨した稲葉清右衛門名誉会長に続き、今は息子の稲葉善治現会長兼CEOが絶対的力を握っている。「上の者には絶対に逆らえず、意見することもできない」というクチコミもある。

 度重なるリコール隠しや燃費不正問題で注目を浴びた三菱自動車工業は、昨年8月の特別調査委員会の報告書で「部署の上の人は部門の上の人に対してイエスマンの状態」「上はとにかく目標を達成しろ、なんとかしろとしか言わない」という社員の声を紹介している。「閉鎖的な風土」は給与が高くても、社員のモチベーションを下げやすい。

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