ゲーム三昧だったのに自ら机へ… 子供を東大に入れたママがやったこと (1/7ページ)

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 子供4人全員を東大に入れた“佐藤亮子ママ”は、徹底して子供の勉強をみることで有名だ。一方、2人の子供を東大に入れた大岸良恵さんは「自分でやりなさい」としか言わず、ゲームもやらせ放題だったという。なぜ子供たちは自ら机に向かったのか。「プロママ」2人の対談に立ち会ったライターの上島寿子氏が解説する--。

 子供「6人」全員東大合格の凄腕「プロママ2人」

 子供を賢く育てるには、小学生のうちになにをすればいい? 勉強のやる気を生み出す親の行動や家庭の習慣は? 発売中の雑誌「プレジデントFamily 2017秋号」(9月5日発売)では、特集「東大生179人の小学生時代」でそうした悩みを深掘りしている。

 このなかで、三男一女全員を東大に入れた“佐藤ママ”こと佐藤亮子さんと、もうひとりの「プロママ」である大岸良恵さんの対談を掲載している。

 大岸さんは、長男が東大理科3類から医学部に進み、次男も今春、開成中高から東大理科1類に入学。どちらも現役合格というスーパーエリート兄弟だが、幼少時から子供にエリート教育を施してきたわけではない。むしろ後述するように一般の親より“一味変わった”な子育てをした結果であることが特筆に値するのだ。

 対談相手の佐藤さんが専業主婦であるのに対して、大岸さんはキャリアママ。自身も東大の卒業生であり、外資系企業で経営・人事コンサルタントを務めたあと、現在は人事コンサルタント、ストレングスコーチ、大学講師などいくつかの仕事をしている。

親が管理・コントロールしない子育てを徹底