認知症の高齢者の服に「みまもりステッカー」 山梨で相次ぎ導入 発見時、家族に円滑に連絡 (2/2ページ)

高齢者の衣服や持ち物に貼る「みまもりステッカー」
高齢者の衣服や持ち物に貼る「みまもりステッカー」【拡大】

  • スマホ用の「みまもりあいアプリ」のトップ画面。捜索願の送信は半径で500メートルから20キロまで設定できる

 利用者は、笛吹市(1月導入)と山梨市(5月導入)が各6人。スタート直後の富士河口湖町は申請者ゼロという。両市によると、これまでに利用者の行方不明は発生していない。

 笛吹市福祉総務課は「市広報、民生委員や介護者が集まる場でさらに周知徹底したい」としている。

 アプリでも捜索、自治体に推奨

 セーフティネットリンケージは昨年9月、無料のスマートフォンアプリ「みまもりあい」を開発し、ステッカーを導入した自治体に推奨している。

 認知症の人の特徴や写真を事前登録し、協力する住民もダウンロード。行方不明の発生時に最大半径20キロ圏内の協力者に捜索願と登録情報が一斉送信される。行方不明者を見つけた協力者は、アプリを経由して電話で家族に連絡する。

 山梨市では協力者が約600人に達し、みまもりステッカーを使っていない人の捜索にも活用。「行方不明者が捜索から2日目に見つかった事例もあった」(介護保険課)という。